弁護士の探し方【6】

弁護士の選び方
弁護士との付き合い方

人生のパートナーとして考えましょう

弁護士との関係は手続きにも影響を与えます
正式に依頼すると、弁護士とあなたの間に「委任契約」が成立します。
弁護士はこの契約のために委任契約書を作成し、依頼者に以下の点を説明する義務があります。
 ①弁護士費用および報酬の体系
 ②事件の見通し
 ③処理の方法

弁護士に依頼した後は次のことを心がけましょう
弁護士の意見をしっかり聞く
弁護士はさまざまな角度から最良の解決策を考え、アドバイスを提供します。
もし不満があっても、説明をよく聞いた上で決めてください。

弁護士にはすべてを正直に話す
弁護士が最適な解決方法を導くためには、すべてを正直に話すことが重要です。
特に借金の金額や業者数を隠してはいけません。

弁護士任せにせず自分の役割を果たす
債務整理には様々な書類が必要です。
この中にはあなたでなければ用意できないものもあるため、面倒を避けずに作成しましょう。
必要書類が不十分な場合、弁護士が辞任する可能性があります。
弁護士自身に原因がある場合は別として、依頼者に原因があって弁議士が辞任する場合、次の弁護士に依頼する際「誠実でない依頼者」という印象がつくこともあり、手続きや裁判に不利な状況を引き起こすかもしれません。
債務整理はあなた自身の問題です。弁護士というパートナーを信じて、明るい生活を取り戻してください。

 

追 記

弁護士との信頼関係を深める方法

定期的に報告や相談を習慣化すること
たとえば、毎月1回、進捗状況や生活様子を率直に共有する時間を決める。
事前の準備でコミュニケーションを効率化する
必要な書類や質問事項を整理してから相談に臨むことで、時間とコストを節約できます。
率直なフィードバックを提供すること
良い点だけでなく、「この部分をもう少し深掘りしてほしい」と率直に伝えることで、お互いの理解が深まります。

長期的なパートナーシップの利点

再発トラブルへの迅速な対応
新たな問題が生じた時に、既に状況を把握している弁護士なら早急な解決が可能です。
生活再建プランのカスタマイズ
債務整理後の節約方法や収入増加策を共に考えてもらうことで、再出発が円滑になります。
心理的な安心感の維持
信頼関係が深くなれば、経済的なプレッシャーの中でも孤立することなく前に進むことができます。

債務整理を依頼する弁護士は単なる「手続きの代行者」ではなく、あなたの人生設計を一緒に考えるパートナーです。
適切な選択や関係構築のヒントを押さえ、長期的な安心と新たなスタートをサポートしてくれる相手を見つけましょう。

 

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