費用だけでなく、スピードも考慮する事
■弁護士の専門知識と経験を活用する
ここでご紹介する手法は、債務者本人が弁護士の力を借りずに実行可能です。
しかし、素人が法律や裁判に関する知識なしで進めるのは難しい為、特に貸金業者や他の債権者との交渉を行う場合、豊富な知識と交渉経験を持つ弁護士に依頼する方が経費を考慮してもメリットが大きいでしょう。
民事再生や自己破産は、必要な書類が多く、手続きが煩雑ですので一人で行うのはかなり困難です。
途中まで自力で進めて、手に負えなくなってから専門家に依頼する考え方もありますが、初めから依頼することで多様な戦略を考えられるのが得策です。
債務整理は法律手続きの要素もありますが、債権者との交渉においても柔軟に対応することが重要です。
専門家である弁護士に早い段階から依頼すれば、債務者の状況に最適な方法を見出すことができます。
■弁護士に依頼することで取り立てを止められる
最も重要なのは、弁護士に依頼した瞬間から貸金業者からの催促や取立てをストップできる点です。
これにより債務者は業者からの電話や手紙に憂慮せず、落ち着いた日常を送ることができます。
もちろん、弁護士には得意分野と不得意分野があるため、信頼できる弁護士の見つけ方については「弁護士の選び方」で紹介します。
数多くの弁護士の中から、自分に最適な信頼のおける弁護士を選んでください。
債務整理を弁護士に頼む重要なポイント
弁護士が受任通知を送ることで、貸金業者や債権回収会社からの電話・郵便・訪問など一切の取り立て行為が、法律(貸金業法等)によりただちにストップします。
連日の借金の督促から解放され、安心感を得られることで、債務整理の検討・準備に専念できる訳です。
又、通知を受けた債権者は直後の返済請求を停止するため、生活資金を確保したうえで次の整理手続きに臨めます。
さらに弁護士が唯一の交渉窓口となるため、債権者ごとの個別対応を一手に引き受け、減額交渉・返済条件調整などがスムーズに進みやすくなるのです。