ついに奈落の底へ

奈落のいきさつ
ついに奈落の底へ

今まで、借金はリピートすれば何とかなると高を括っていた私に、ついに絶対絶命の時が訪れました。
どの貸金業者の借入枠も一杯、カードキャッシングの利用枠もどこも一杯、しかも新たに借入出来る金融業者も探し尽きました。
明日は月末なので、ほとんどの借金の返済日ですが、手持ちのお金は僅かな小銭しか無く、全ての銀行口座の残高もゼロに近い状態だったのです。

とっさにお金の相談に乗ってくれそうな家族や友人たちの顔が浮かびましたが、こんな状況を知られたくなかったし、何より自分の弱さを曝け出すことが嫌でした。
結局、誰にも頼れない現実を突きつけられ、自分だけが背負うべき罪の重さに絶望感だけがのしかかって来たのです。
この先自分は一体どうなってしまうのかと、言いようのない不安に襲われ、心は少しづつ壊れかけていました。

初めて借金を延滞して数日経った頃から、朝8時を過ぎると貸金業者からの督促電話がバンバン入るようになりました。
いちいち対応してると仕事が出来ないので、サイレントモードで留守電対応にしていましたが、着信履歴には知らない電話番号がずらりと並び、留守電には「ご返済が確認できませんので、至急ご入金ください」「口座より引き落としが出来ませんでした」などのメッセージのオンパレードでした。

電話督促と並行して電報も連日バンバン来ました。紙面には「ゴヘンサイクダサイ!」「シキュウ、ゴニュウキンヲ!」「サシオサエヨコク」などの文字が胸を締めつけるのです。
その上、毎日、郵便ポストには「○○殿」と書かれた分厚い封筒がぎっしり詰まっていて、中身はサラ金やクレジットカード会社からの「督促状」「最終通告」等の返済期限を告げる文面でした。
普通の神経ではとても耐えられる状況ではなく、これ以上ひとりで抱え込めないと決断して、法律の専門家に自分の未来を委ねる覚悟をしたのです。

 

追 記

無料相談支援団体の連絡先

日本司法支援センター法テラス
収入・資産が一定基準以下なら、弁護士・司法書士による法律相談が無料で受けられます。
0570-078374 (平日)9:00~21:00 (土曜日)9:00~17:00 祝日・年末年始を除く

日本貸金業協会 相談ホットライン
貸金業者との紛争処理や返済計画の相談を無料でサポートしています。
03-6277-2355 ナビダイヤル 0570-008-661
9:00~17:00(土・日・祝休日・年末年始休業日を除く)

 

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